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和室から洋室へ、おしゃれに、お得にリフォームするコツ「仏間・床の間の柱は残そう」

過去のブログで、和室を洋室へリフォームする際の2つのコツについてお話ししました。

今回は私が和室をリフォームする際留意している、3つ目のコツについてお話しします。

3つ目のコツは「間取りの工夫について」です。

和室をリフォームする際、頭を悩ませるのがその独特の間取りです。和室には通常、床の間や仏間というスペースがあります。

和室を洋室化するにあたって、床の間や仏間は不要になります。これらを無くして広い一室としたいところです

しかしながら、床の間や仏間は大概、奥行3尺(約90cm)、幅は3尺から6尺(1.8m)程度に区切られています。そして角には柱があります。

よくある和室の柱はこのような感じ

リフォームにあたって、この柱を取ってしまうという選択肢もあるのですが、柱を取ると通常は補強工事が必要になります

補強工事は通常梁を補強することになります。柱の上部をつなぐ「梁」の太さ(高さ)を大きくすることで、柱を抜くことが可能になります。

しかしながら、この補強工事は当然、コストがかかりますし、建築士による構造の検討も必要になりますので、リフォーム費用は高額になります。

そこで、私はよほど理由がない限り、柱は抜きません。その代わり他の用途を検討します

洋室化するにあたって、必要になってくるものもあります。例えば、居室であれば、机、クローゼット。LDKであれば、冷蔵庫置き場などです。

これら、必要になってくるものを検討し、床の間や仏間から置き換えれないか検討します。奥行90cm程度のスペースは冷蔵庫や洗濯機も入れることが出来ます。扉をつけ、棚とパイプを設置すれば、クローゼットにも使えます。

このように、リフォーム後の生活を想像し、床の間や仏間のスペースはそのままに、用途を変更して使うことを優先して設計します。

用途変更することによって、補強工事も省けますし、タンスや机などの洋室化後の家具類等の購入費用も抑えられます。

今回は和室を洋室へリフォームする際の、最後の秘訣をお話ししました。和室特有の床の間、あるいは仏間を、そのスペースはそのままに用途変更することによって、リフォーム費用を抑えようということです。

3回にわたり書かせていただきました、和室リフォーム術を検討することによって、和室リフォームはお手軽で費用を抑えた工事にすることが出来ます。これらはリフォーム会社に依頼する際はもちろんですが、ご自身でDIYされる際にも必ず役に立ってきます。

今後和室リフォームを検討されている方の、参考になれば幸いです。

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