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【和室リフォーム】おしゃれに、お得に洋室化を成功させる「3つのコツ」

こんにちわ、建築士ブロガーのフドウイワです。

和室から洋室へリフォームを考えておられる方は多いと思います。

しかし、暗くて湿っぽい印象の和室をどのようにリフォームしたら良いのでしょう??

「明るくしたい」、「おしゃれにしたい」、「お得に工事したい」、「使い勝手を良くしたい」などなど・・・。

たくさんの「○○したい」はありますが、具体的にはどうしてよいか分からなくなりがちです。

そこで今回は普段私が気を付けている、和室リフォームにおける「3つのコツ」をまとめてみました。


目次

和室リフォームを成功させる「3つのコツ」

和室リフォームをおしゃれに、そしてお得にするために、私は次の3つに気を付けてプランニングしています!

① 床の色味・材質選びは慎重に
② 壁と天井は明るめで
③ 仏間・床の間の柱は残そう

まずはお部屋の大部分を占める①の床からみてみましょう!

和室リフォームを成功させる「3つのコツ① 床の色味・材質選びは慎重に

床はお部屋の大部分を占める重要なパートです。足ざわりなど日々の生活にも直結しますので、慎重に選びましょう!

では、何を基準に選ぶのかポイントはこちらです。床の色味、そして床の材質に気を付けてください。

リフォームにおける色と材質選びのポイントは、他の残すところとのバランスです!

和室のリフォームと言っても、全体をやり替える大規模なものから、部分的に変える最小限のものまで様々。

全体をやり替える大々的なリフォームであれば、他の残すところとのバランスはあまり気を付けなくても大丈夫です。

しかしながら工事金額を抑えるため、あるいは工期を短くするために、極力工事は最小限というご要望は多いです。

和室の床は畳が殆どですので、畳からフローリングの床にすることで、一気に和室は洋室化します。ですので、床にリフォームの予算を割くことは有効です。

そして床に予算をかけた分、他の天井と壁に極力お金をかけないようにすればお得にリフォームできます!

天井や壁などの残す箇所とのバランスを考えた床選びをしてください。

バランスとは床の色味と材質(質感)を床や壁など、他の箇所となじませること」を言います。

具体的には古い柱を残した場合は、その古びた(エイジングされた)柱に合わせて床の色味を濃いめにして、真新しい床が浮いた印象にならないようなじませます。

あるいは材質を柱と合わせて無垢のフローリングを採用し、全体の質感を統一します。統一することで、部屋の中に混在する新旧のバランスを取るのです。

特に色が濃いめの場合はその質感はつぶれて目立ちませんが、色味が薄く明るめの場合はその質感が見た目にも分かりやすくなります。

ですので明るめの色合いの床を選択する場合は、フローリングの質感に注意してください。

他の残す箇所との質感を統一しバランスを取るために、薄く明るめのフローリングを採用する際は、無垢や突板等の質感に拘ったフローリングの採用をお勧めします。

床を好みだけで短絡的に選ぶと、他との調和が難しくなりがちです。

床だけが新しくなったような印象になり、結局残った壁・天井が気になりだします。結果、やり替えて全てを一新させようと工事が大掛かりになりがちです。

このように、床選びを慎重にすることは工事を最小限に抑え、お得でおしゃれなリフォームに繋がることになるのです。

和室リフォームを成功させる「3つのコツ」② 壁と天井は明るめで

床の次は、壁と天井にかんしての2つ目のコツです。

和室を洋室へリフォームされたい方の多くは、現況の和室が暗いという理由からリフォームをご検討されてる方が多いです。

従来の和室の壁や天井の色は、暗めの緑色や薄茶色など渋めの色が多く使われています。これらは日本の伝統的な和室の色味です。

これらの色を残すとせっかくのお部屋が暗いままなので、壁と天井は明るめの色に変えましょう!

明るい色とは具体的に言うと、白系が良いです。白(ホワイト)は明るい色の代表であり、おしゃれな印象の色です。

特に①で説明した床選びの理由から床を濃いめの色にした場合は、壁と天井まで濃い色調にしてしまうと、お部屋が暗くなりがちです。

白以外では、ベージュやアイボリーなどの明るめの色を選ぶ方法もあります。

こちらも床と一緒で選ぶ際のコツがありますので、次の記事もぜひ合わせて読んでみて下さい!

壁と天井を明るめの色にすることにより、和室のイメージが刷新されリフォーム後の印象が明るくなります!

例えば床が濃い茶色で、壁と天井がホワイトという組み合わせは、おしゃれな色味パターンの定番でもありますね。

暗い印象の和室を、明るめの壁と天井を選ぶことで、明るくおしゃれな洋室へ変身させましょう!

和室リフォームを成功させる「3つのコツ」③ 仏間・床の間の柱は残そう

皆さんがリフォームを考えている和室には、床の間や仏間、あるいは押入れ等はありませんか?

これら和室独特の間取りは、和室を洋室化リフォームする際に邪魔になりがちです。

せっかくリフォームするのだから床の間や仏間が無い、すっきりしたお部屋にリフォームしたいですよね。

床の間や仏間、あるいは押入れを取ってしまって、広めの一室にというご要望は多いです。

しかしながら、これらの間取りには柱がつきもので、一室にするためには柱を抜く必要があります。

もちろん柱を抜いた分を他で補強することによって、柱を取ることは出来るのですが、当然工事費はグッと高くなります。

そこでまずは、柱を抜かずこれらに別の使い道がないか、検討しましょう!

例えば、押入れはクローゼットへ。床の間や仏間は棚などのスペースに活用できないか検討します。

洋室化することによって必要になってくるスペースや家具もあるので、これらを床の間、仏間などのスペースを利用して造ってしまおうという発想です。

柱を抜かず利用することで工事費用を抑え、リフォーム後に購入する家具類への出費も省けます。

私は床の間の柱を利用し、購入を検討していたデスクを造り付けました!

和室リフォームを成功させる「3つのコツ」のまとめ

① 床の色味・材料選びは慎重に ⇒ 色味や材質を吟味することで最小限のリフォームを実現し、おしゃれでお得なリフォームを実現する。

壁と天井は明るめで ⇒ 暗かった和室を明るい洋室へイメージチェンジ!

③ 仏間・床の間の柱は残そう ⇒ 残すことで工事費を抑え、お得に空間を再利用する。

私は和室をリフォームする際、主にこの3つに気を付けて計画しています。

皆さんも和室リフォームの際には、ぜひ参考にして見てくださいね!

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